手紙の書き方
年賀状のマナー
そろそろ年賀状の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新年のご挨拶、普段なかなか会えない方の近況を知ることもできる年賀状の
正しいマナーを知り年賀状を作成しましょう。
【表面】
はがきの裏面のデザインに合わせて縦書きか横書きかを決めます。
✓住所は都道府県から書きましょう。
✓数字は、縦書きの場合は漢数字、横書きの場合はアラビア数字で記載します
✓敬称は、個人宛は「様」、会社や部署は「御中」、医師や恩師は「先生」、
連名はそれぞれに「様」をつけます
✓年賀はがき以外のはがきを使用する場合は、切手の下に朱書きで「年賀」が書きます。
「年賀」の記載がないと一般のはがきとして扱われるため、年内に相手に届いてしまいます。
✓差出人の住所・氏名は表面・裏面どちらに記載しても構いません
【裏面】
基本的には5つの構成から成り立っています。
1.賀詞
新年をお祝いする言葉で、「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」「賀正」などがあります。
どれを使ってもいいわけではなく、相手によって使い分けます。
〇目上の方・・・4文字「謹賀新年「恭賀新春」など
〇目下の方・・・2文字か1文字「賀正」「迎春」「寿」「賀」など
〇親しい人・・・「HappyNewYear」
〇誰にでも使える・・・「あけましておめでとうございます」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
2.お世話になった事への挨拶
「昨年中は大変お世話になりました」「旧年中は何かとお世話になり誠にありがとうございました」
忌み言葉は避けましょう。
例えば、「去年」の「去」は「別れる」「離れる」という意味がありますので、
「昨年」「旧年」という言い方にしましょう。
3.相手の健康や繁栄を願う言葉
「皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます」
4.今後の指導・支援をお願いする言葉
「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
「、」や「。」の句読点はつけません。
文章が長くなる場合は、一文字空けるなどして書きましょう。
5.年号と日付(氏名・住所を記載してもよい)
「平成〇〇年 元旦」
「元旦」は「1月1日の朝」と言う意味があるので、
「平成〇〇年1月元旦」という書き方は重複してしまうの気をつけましょう。
いかがでしたか。
今は様々なデザインから好きなものを選んで作ることが多いので、
年賀状のマナーを気にする機会も減ってきているように感じます。
今年の年賀状は、マナーを意識しながら好みのデザインをカスタマイズしてみましょう。
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