「存じます」「存じ上げます」は「思います」や「知っています」の謙譲語です。
目上の方に対して「思います」「知っています」と言うことを伝えるときに使いますね。
上司やお客様との会話の中だけでなく、メールやビジネス文書においてもよく使う言葉です。
では、「存じます」と「存じ上げます」ではどのような違いがあるのでしょうか。
「存じます」と「存じ上げます」は「知っている」対象が”人”かどうかで使い分けます。
「知っている」対象が”人”の場合は「存じ上げます」を使います。
「存じます」に謙譲の意味を強める「上げる」をつけることでより丁寧な言い方になります。
例えば、
「社長のおっしゃる通りかと存じます」は”言ったこと””が対象となるため「存じます」を使います。
「社長のお名前は良く存じ上げております」は”社長”が対象となるため「存じ上げております」を
使います。
その他にも、
「その方は〇〇部長の奥様かと存じ上げます」
「申し訳ございません。〇〇様のことは存じ上げません」
このような言い方があります。
対象が人に関することかどうかで判断し正しく使い分けましょう。
日本サービスマナー協会では、ビジネスシーンでのお困りごとや疑問を、
ビジネスマナー研修で解決いたします。