敬語の種類2

ビジネスマナー > 敬語の使い方

皆様は正しい敬語を使っていますでしょうか?

尊敬語、謙譲語、丁寧語をきちんと使い分けていますでしょうか?
ビジネスの世界では敬語を使いこなすことは基本であり、必須であることはご存知だと思いますが、
「正しい敬語を話せていますか?」と問うと、「自信が無い」と答える方が多いのではないでしょうか?
正しい敬語を使うことで自信にも繋がります。
「敬語は難しい」という苦手意識を無くしてみませんか?
 
 
敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類があります。

尊敬語・・・お客様や上司等目上の方に相手を敬って使う言葉。相手の動作や状態を高めて表現する。「お~になる」「ご~になる」「れる」「られる」「なさる」などをつける。
謙譲語・・・自分をへりくだって言う時に使う言葉で、間接的に相手を敬う。
「お~する」「ご~する」などをつける。
丁寧語・・・「です、ます」調などを用いて表現をていねいにして使う言葉。
語尾に「ございます」「です」「ます」をつける。
 
 
 
基本
尊敬語
謙譲語
丁寧語
する
される・なさる
いたす・させていただく
します
いる
いらっしゃる・おいでになる
おる
います
言う
おっしゃる
申す・申し上げる
言います
聞く
お聞きになる
伺う・承る・拝聴する
聞きます
見る
ご覧になる
拝見する
見ます
行く
いらっしゃる・おいでになる
伺う・参る
行きます
来る
いらっしゃる・おいでになる・お見えになる
参る・伺う
来ます
帰る
お帰りになる
失礼する
帰ります
もらう
もらわれる
いただく・頂戴する
もらいます
あげる
あげられる
差し上げる
あげます
食べる
召し上がる
いただく・頂戴する
食べます

【具体例】
山田さんが電車で空港に来る  (尊敬語で表すと)
山田様が電車で空港にいらっしゃいます。

私が電車で空港に行く  (謙譲語で表すと)
私(わたくし)が電車で空港に参ります。

山田さんがそう言っていました。  (尊敬語で表すと)
山田様がそうおっしゃっていました。

私がそう言いました。  (謙譲語で表すと)
私(わたくし)がそのように申しました。

どこで聞きましたか?  (尊敬語で表すと)
どちらでお聞きになりましたか?

そこで聞きました。  (謙譲語で表すと)
そちらで伺いました。

山田さんがそろそろ帰ります。
山田様がそろそろお帰りになります。

私はそろそろ帰ります。  (謙譲語で表すと)
私(わたくし)はそろそろ失礼致します。

どうぞ、食べてください。  (尊敬語で表すと)
どうぞ、召し上がってください。

私はこのケーキを食べます。  (謙譲語で表すと)
私(わたくし)はこちらのケーキを頂きます(頂戴いたします)。

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